(管理人より) 土曜の夜から不在だったのですが、家に戻ると、本当にたくさんのメールをいただいていまして、ありがとうございます。いろいろな貴重な資料や記述をお送り下さる方も多く、すべて読んでご返信するには少し時間がかかってしまいそうで、ご返信が何日か後になってしまう場合もあるかと思います。
大変に申し訳ありません。
たくさんのお便り、本当にありがとうございます。
(訳者注) 上にも書かせていただきましたが、いろいろなご意見やご連絡に感謝しております。
今回は、最新のニュースというわけでもないですし、今さらの感もあるかとも思われますが、「大量死」のその後のリストです。
実は私の地元(東京の吉祥寺に近い場所です)でも、最近、「うまく飛ぶことのできない鳩」を多数目撃するのです。これまで何度か目にしていて、そして、今日も私の家のすぐ近くの路上で見ました。
人や車が近づいた時に飛び立とうするのですが、その飛び方・・・。
モタモタと羽をバタつかせて、ほんの数メートル上にある電線に上がるだけでとても苦労している。近所で、こういう鳩をたくさん見るようになっています。
そもそも最初に気づいたのは、昨年なのですが、散歩で よく行く井草八幡宮という神社があって、そこには鳩がたくさんいるのですが、「高くまで飛び上がらない鳩」が妙にいることに気づいていました。飛ぶのが下手なんです。
一羽や二羽なら怪我だとも思えるのですが・・・。
まあ、イタリアでも先日、数千羽の鳩が落ちて死んでいくというニュースなんかもありました。
イタリアでの大量死の原因はわからないままのようですが、こう頻繁に見かけることがあると、何となく、01月08日に書いた記事(「米国フロリダのタンパ国際空港が磁極の移動(ポールシフト)の影響で滑走路の閉鎖へ」)で参考資料として掲載した、秋田大学の地球資源学科のリリースした文章のこの部分も思い浮かんだりします。
季節の変わり目は渡り鳥の移動する時でもあります。渡り鳥の中には1万キロ以上旅をする種類もいます。長距離を移動する時、渡り鳥はどのように方向を決めているのでしょうか。地球の磁場(地磁気)を感じて自分の方向を判断しているとの説があります。この説に従うと、鳥たちの頼りとなる地磁気がなくなれば大変なことになります。
この心配は現実のものになるかもしれません。
鳥に関しては、他の様々な部分で、私の住んでいる環境だけでも、この数年でずいぶんと変わりました。昔は朝、スズメの鳴く声で目覚めたものでした。窓を開けて眠ると早朝など「スズメ、うるせー」(笑)と怒鳴りたくなるほどうるさかったのです。
でも、一昨年あたりからスズメを次第に見なくなり、昨年の春に数匹のスズメがまだ飛んでいましたが、夏以降は多分「1羽も」見ていません。近所の公園などにはまだいるようですが、周辺にはいなくなってしまいました。まったく見ません。
それは喫煙を禁止すべきである
▲ 私の住むあたりでは今ではスズメの声が聞こえません。
スズメは世界のどの国でも減り続けています。
この「スズメの減少」に関しての資料として、2006年の英国インディペンデント紙に掲載された「急激なスズメの消滅」に関しての記事を記事下に翻訳掲載しておきます。この記事から5年経っているわけで、今ではスズメが絶滅した国もあるかもしれません。
スズメはこの何千年ずっと人間と一緒に暮らしていました。
今回の記事は米国の BBS に昨年から1月28日までの、動物の「大量死報道」がリンクつきでリストアップされていたものの紹介です。
その中での今年分、つまり、この1ヵ月間だけのものです。
鳥、魚から、牛、ペンギン、アザラシとなど、いろいろな大量死報道があります。多くの報道ソースに見る「専門家によると、特に異常な現象とはいえない」という文言が今後何年も続くようにも思います。また、ご存じかと思いますが、ここにない記事では、日本や韓国などで強毒性の鳥インフルエンザによって、鳥が各地で死んでいます。
LIST OF 60 DEAD GROUPS OF ANIMALS
Before It's News 2011.01.28
(それぞれのタイトルが直接、ニュースソースへのリンクになっています。リンク先の報道はすべて英語です。写真は適時こちらで掲載しています。また、リンク下にあるコメントはニュースソースに書かれてある「専門家」などによる原因の推測です)
2011年01月25日 カナダのシダー地方で死んだニシンが海岸に打ち上げられる
専門家「トドがニシン漁の網を破ったため」
2011年01月23日 英国サマセットの村で75羽のムクドリが謎の死
専門家「タカに追われて地上に激突したか、除草剤を食べていた」
2011年01月22日 ニュージーランドのウェリントンの近くで何百羽ものペンギンが大量死
専門家「ペンギンには寒すぎた気温のため」
2011年01月22日 ノルウェーで数百羽のアヒル(ケワタガモ)が死んでいるのが見つかる
原因不明。
2011年01月21日 ベトナムで10,000頭以上の牛とバッファローの大量死
極端な寒さによる凍死と見られる。
2011年01月21日 中国北京でカササギなど鳥端数十羽が死んでいることが発見される
専門家「突然の飢餓によるもの」
2011年01月21日 米国ニューヨーク州ケイユーガ郡で 55頭のバッファローが謎の死
原因不明。
発泡性はどのように作成されます。
2011年01月20日 米国サウスダコタ州で何百羽もの鳥の死体が発見される
米国農務省によっての毒殺。
2011年01月20日 米国コロラド州で木の下で何百羽もの鳥が死んでいるのが見つかる
原因不明。
2011年01月18日 米国ウィスコンシン州の農場で 200頭の牛が死亡
専門家「牛たちは肺炎を発症していた」
2011年01月17日 ニュージーランドのラブラドールで数百頭のアザラシの大量死
死んだ多くは子どものアザラシ。
2011年01月17日 米国フロリダ州のジャクソンビルでペリカン数百羽が死亡
専門家「寒さのため」。
2011年01月17日 ルーマニアで数百羽のカラスの大量死
専門家「寒さとアルコール中毒」。
2011年01月15日 米国サウスカロライナ州で約 1000匹の魚が死んで打ち上げられる
専門家「寒さによるもの」。
2011年01月15日 カスピ海のイラン側で魚の大量死
地元では「生物兵器のテストでは」との声も。
2011年01月13日 米国アラバマ州で数百羽のブラックバードが死んでいるのが発見される
専門家「トラックに跳ねられたのでは」。
2011年01月12日 米国ルイジアナ州でコオロギが大量死
専門家「ウイルスによるもの」。
2011年01月11日 米国シカの湖で魚(コノシロ)の大量死
専門家「寒さのため」。
2011年01月11日 インドのヤムナ川で死んだ数百匹の魚の死骸が浮く
専門家「公害によるもの」。
2011年01月10日 オランダで鳥の大量死
原因不明。
2011年01月10日 トルコのブルサ県でムクドリ数十羽が死んでいるのが見つかる
専門家「トラックに轢かれた」。
2011年01月09日 ルーマニアの米軍基地の近くてでムクドリ三十羽が死んでいるのが見つかる
毒殺されたのではという話も。
2011年01月08日 イタリアのファエンツァで 8000羽の鳩が死亡
専門家「ひまわりの種を食べ過ぎたのでは」。
2011年01月07日 カナダのケベックの農場で、鳩80羽が死んでいるのが見つかる
原因不明。
2011年01月06日 中国で空から鳥が降ってきた
どんな過去なのは前奏曲です。
専門家「磁場が関係あるのかもしれない」。
2011年01月06日 英国の海岸で 40,000匹のカニが死んで打ち上げられた
専門家「寒さによるものだろう」。
2011年01月05日 スウェーデンで50羽のカラスの死体が見つかる
専門家「花火が原因」。
2011年01月05日 米国イリノイ州で数十羽の鳥が死んでいるのが見つかる
場所は、ニューマドリッド断層帯の上。
2011年01月04日 米国ルイジアナ州で空から 500羽の鳥が落ちてきた
専門家「雷やヒョウ、そして花火などが原因」。
2011年01月04日 米国フロリダ州のスプルース川で何千匹もの魚の死体が浮かび上がる
専門家「寒さの中で浅いところを泳いでいたため」。
2011年01月04日 ブラジル沖で何百トンに上るであろう大量の魚の死体が見つかる
専門家「藻が大量に繁殖して水中が低酸素状態になったため」。
2011年01月04日 カナダのマニトバ州で10,000匹の魚の死骸が見つかる
専門家「病気」。
2011年01月04日 カナダ・オンタリオ州で魚の大量死
専門家「気温の急変が原因」。
2011年01月03日 ドイツで道路上にたくさんの猛禽類の鳥が死んでいるのが発見される
原因不明。
2011年01月02日 日本で渡り鳥の死骸が発見される
鳥インフルエンザによるもの。
2011年01月03日 米国アーカンソー州で30キロの距離に渡っての鳥(ニベ)の大量死
専門家「病気」。
2011年01月日 米国アーカンソー州で空から1000羽のブラックバードが落ちてきた
専門家「雷かヒョウ、花火などが原因」。
2011年01月日 英国ウェールズの運河で魚が大量に死んでいるのが見つかる
専門家「寒さが原因」。
関連資料:スズメのこと
First they disappeared from Britain. Now Europe's house sparrows have vanished最初に英国で消え始めたスズメは、今やヨーロッパ全域でその姿を消している
インディペンデント 2006.04.19スズメは、フランスや他の欧州諸国ではもはやありふれた鳥ではなくなっている。
かつてはいくらでも飛び回っていたスズメだが、今ではパリを始めとするフランスの都市部で急激に減少しており、また、ドイツ、チェコ、ベルギー、オランダ、イタリア、フィンランドの都市部ではさらに減っている。
イギリスでは、過去 15年間でスズメの数が 90%減ったとされているが、鳥類学者たちは突然のスズメの激減に対しての合理的な理由を見出すことができていない。また、フランスのパリでは、20万羽のスズメが消滅したとされるが、これは謎としか言いようがない。
ひとつの理由として、「他の種類の鳥が増えて、スズメの生活域が浸食されたのではないか」というものがある。また、車の移動電話や携帯電話の電磁波に原因を求める人たちもいる。
ただ、どんな理由にしても、なぜ、その影響が「鳥」全般ではなく、「スズメ」に限定されるのか。
類似パターンは、ヨーロッパの各地で報告されている。ハンブルクでは、過去30年間でイエスズメの50パーセント、プラハでは、60パーセントのスズメが消滅したと見られている。
フランスの専門家は「危険信号だ」と述べる。
「イエスズメは、この1万年のあいだ、人間と共に暮らしてきたわけで、人間にとって非常にシンボリックな鳥なのだ」と、生態系への懸念を表している。
私たちにとって最も身近な鳥の衰退の問題は6年前から議題に載せられており、様々な原因が検討されている。それには、カササギや猫による捕殺、殺虫剤、ピーナッツ、あるいは気候変動、または住居の構造の変化などの原因などが挙げられているが、それでもスズメの減少の原因の謎は残っていると言わざるを得ない。
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